2017.8.25;851号
(以下本文)
3Dプリンタという言葉がささやかれて久しい―。おそらく皆さんも聞いたことあるでしょう。
つい2.3年ほど前は「3Dプリンタって何??」、「聞いたことあるけど見たことない」と頭の中が ”??” の方多かったような気がします。
そんな中、インターネットでも銃の3Dデータが出回ることになり、3Dプリンタは危ないんでしょ!と ちとばかし違う方向にイメージが流れていました。
その通り、3Dデータさえあれば、素材を選び ほぼなんだって作れる代物です。
私が”3Dプリンタ”なるものを最初に見たのは 映画の中で確かスパイもの。撮った写真を3Dプリンタに取り込むと皮膚同様の素材で”顔”のマスクが出来上がる。
それを被ってスパイ活動を成功させる…とまぁ かなり時代を見据えた作品だったのですね。
今では、もっと先を行き、医療機関において人工皮膚の研究段階に入っていると聞きますから、その領域は目を見張るものがあります。
そのような3Dプリンタですが、私がどうビジネスで活用しているかをお話してみます。
ジュエリー製作での3Dプリンタは原型での役割。どれだけ細かく忠実に再現できるかにかかっています。
その要望を満たそうとすれば自ずと高スペックの機種となり1000万円を超え、年間保守料も加わってきます。
企業であればそれを使いこなしメインの業務、個人レベルでは導入すらできそうもありません。
私においても同じこと、所有しているのは低価格の3Dプリンタのみ。ジュエリー製作には不向きです。
しかし、幸いなことに-3Dプリント出力サービス-が利用できるのです。しかも誰だって低価格で!
よく利用させていただくのはDMM.make(東京)の3Dプリントサービス。(事前登録は必要)
高精細アクリル樹脂のリング一本であれば約¥2,500-の10日程。しかも送料込み。
(直接鋳造で金やシルバーが製作可能。プラチナの場合は、ゴム型を取りWAX鋳造)
これはインターネット上の3Dマーケットプレイスに 自分でデザインした3Dデータをアップロード。
素材(現在26種)と納期(2日~35日)を確認しカード決済を済ませれば完了です。
簡単発注、しかも低価格とあればこのシステムを使わない手はありません。
原型製作を思うままに取り扱う。
超高性能3Dプリンタは、3Dデータさえ出来れば 誰だって簡単に利用することができるのです。
by デジタルジュエリー®